【プロジェクト インタビュー】総合商社(日系)※東証一部上場企業
【プロジェクト概要】
・クライアント(顧客)
総合商社(日系)※東証一部上場企業
・業務内容
- 年度決算支援
- 月次決算支援
- 決算スケジュール編成
- 会計処理対応
- 出納処理支援
- 親会社への月次決算パッケージの作成・提出、連結納税
その他前各号に付随するサービスの提供
【社員インタビュー】
教育学部出身 / 男性コンサルタント
Profile(プロフィール)
・経歴
教育学部 卒業後、不動産管理会社でマンション経理などを経て、2019年CPA-Consultingにジョイン
・資格
- 会計freee上級エキスパート
- 人事・労務freeeエキスパート
- 管理業務主任者(国家資格)
【Q1】プロジェクトの概要を教えてください。
当初は、年度決算を目前にした時期にクライアントのその年の経理処理がほとんど滞っている状態で依頼を頂きました。
代表自ら数多の伝票を切るなど、プロジェクトのメンバーが総出で年度決算の完成に取り組んでおりました。
以降、月次決算支援としてご契約を頂いてから、決算スケジュールの編成、会計処理対応、出納処理支援、親会社への月次決算パッケージの作成・提出、連結納税といった、会社の基本的な経理業務から専門的な業務までかなり幅広くご依頼を頂きました。
【Q2】本プロジェクトには、どのような形で関わりましたか?
私の役割は、経理業務としては専用のシステムを使って毎日の取引データを取り込むところから始まり、売上・売上原価プロセスや売掛金、買掛金プロセスなど主要なプロセスの店舗経理の確認、本社処理としての伝票計上を担当しておりました。
新店舗(後述)設立後は、これまでの店舗で使っていたシステムが流用できないことから、新店舗のサービスに関する売上計上は私が全て行っていました。
他にも、プロセス改善や業務標準化、ルール整備・周知徹底のためのマニュアル整備、クライアントへの日常的なヒアリング等のコミュニケーションなども実施していました。
【Q3】プロジェクトを推進する上で、困難だったことを教えてください。
クライアントで採用されていた会計ソフトは、これまで触れたことのないシステムでしたが、それでもスピーディに対応することが求められますので、慣れないインターフェースへ順応するため毎日操作を繰り返しておりました。
また、契約期間中に新店舗が設立され、クライアント側で経理業務経験のある担当の方が皆無の状態の中で、1から経理業務立上支援という形で取り組んだことが非常に困難だったことの一つだったと感じています。
新店舗はそれまで決算支援していた店舗とは異なるブランドだったため、ノウハウをそのまま活かせるわけではありませんでした。
【Q4】困難だった事をどのように克服しましたか?
最も注力したのは、やはりクライアントとのコミュニケーションでした。コミュニケーションといっても、ただ仲良くお話するというものではなく、プロとして、またクライアントのパートナーとしてのコミュニケーションを主軸としたものです。
新店舗設立直後、クライアントの店舗担当者の多くが不安を抱えていることが明らかな状態でした。ここで自分の腰が引けていては、クライアントを更に心配させてしまうし、経理業務も上手く回るはずがないと考え、私はこれまで店舗業務だったプロセスを一つ一つひも解くことから始めました。
自動で計上されていた伝票を一つ一つ見直したり、出納処理のために必要な書類を店舗の方と一緒に確認したりなど、いちコンサルタントとして、いち経理担当者として、経理業務を立ち上げて少しでも早く会計管理がうまく回るように取り組みました。
【Q5】プロジェクトを振り返ってみて、課題や反省点を教えてください。
個人的な話では、クライアントが大きな会社で、業務量も多く、業務内容もそれなりに難しくやりがいがありましたので、絶対に貢献してやるんだ!と思い過ぎてしまい、結果的に視界が狭まり臨機応変に対応し切れなかったと感じるシーンが多くありました。
頑張ろうと思った時こそ、経理は冷静にならなければいけないな、と改めて感じました。
また、会社としては何より人員不足だと感じるシーンが多くありました。
ただ、困難に向かって立ち向かう姿勢のようなものはかなり培われたと感じており、今後新しいことにもどんどんチャレンジしていきたいと思っています!