IPOを目指している企業必見!M&Aで注意するべきこととは
IPOを目指すにあたってもし上場前にM&Aでの事業拡大を目指している場合には、M&Aにおいて注意をしなければ結果的に上場できない、上場が延期されるという思わぬ結果になることがあります。
今回はM&AをIPO前に行う場合の注意点について解説していきます。
IPO前のM&Aの失敗例
IPO前にM&Aを行うことによって場合によってはIPOが出来なくなってしまったり、延期になってしまったり、といった可能性があります。
その理由として次のようなことが挙げられます。
・M&A後のグループ経営がうまく行かない
まず一つ目がM&A後に企業経営がうまく行かなくなるケースです。
このパターンにはいろいろな種類がありますが、M&Aによって買収した企業の成績が悪化する、社内での調和がとれなくなってしまう、というようなことが主に考えられます。
いずれにしてもM&Aによってグループ全体の業績が落ちてしまい、最終的に上場の条件を満たさなくなってしまったということが考えられます。
・M&A後に発覚するコンプライアンス違反
次にM&A後に発覚するコンプライアンス違反です。
このコンプライアンス違反によって、IPOが出来なくなる可能性も考えられます。
IPO前に行うM&Aの注意点
IPO前に行うM&Aの注意点としては、業績やコンプライアンス違反が挙げられますが、このようなことを防ぐためにはどのような対策が必要なのでしょうか。
・デューデリジェンスをしっかりと行う
まずはM&Aの前にデューデリジェンス不足にならないようにするという点です。
M&Aによって買収する企業の業績や将来性、事業、今後グループとして事業を行っていくためのシナジーなどといったものをしっかりと調べ上げましょう。
そのうえでM&Aを行って問題ないかを判断する必要があります。
・内部統制が取れているかを確認する
次に内部統制がしっかりと行われているかを確認します。
役員や従業員にコンプライアンス意識が備わっているか、研修制度はしっかりしているか、などといったことも調べておきましょう。
過去の不祥事故や不祥事故疑惑についても調べておくことで後々コンプライアンス違反が発覚する可能性も低くなります。
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