【プロジェクト インタビュー vol.10】大手不動産管理会社の責任者

【プロジェクト インタビュー vol.10】大手不動産管理会社の責任者

プロジェクト インタビュー vol.10

こんにちは!CPA-Consulting広報担当の岩井です!
今回は当社コンサルタントの「前職紹介」をインタビュー形式でお届けします!

多様性あるメンバが集まっている当社CPA-Consulting。
そんな愉快な仲間たちのバックボーンについても今後ご紹介していければと思っています!
それでは早速インタビューに移っていきましょう〜!

 

【プロジェクト概要

・プロジェクト
大手独立系不動産管理会社の事業所長

 

・業務内容
- 管理組合の会計管理と運営のコンサルティング
- 分譲マンションの維持管理
- 新規開拓営業

 

【社員インタビュー

不動産業界出身 / 30代男性コンサルタント

Profile(プロフィール)

・経歴
国立大学卒業後、不動産管理会社でマンション経理などを経て、2019年CPA-Consultingにジョイン
幹部社員として、CPA-Consultingの主要案件をファシリテート
コンサルタントとしても大手顧客のプロジェクトで活躍中

 

・資格
- 会計freee上級エキスパート
- 人事・労務freeeエキスパート
- 管理業務主任者(国家資格)

 

【Q1】前職ではどんな仕事をされていましたか?

前職では、独立系の大手不動産会社に勤めておりました。
不動産会社というのは大きく分けて開発・売買・管理の3種類がありますが、私が勤めていたのはその内の管理を専門にした会社です。
更にその管理の中でも、分譲マンションの管理を専門にした、言わば「マンション管理会社」に勤めておりました。

 

【Q2】どのような形で仕事に関わっていましたか?

①管理組合の会計管理と運営のコンサルティング
②分譲マンションの維持管理
③新規開拓営業

という3つの軸を中心に業務しておりました。せっかくなので一つ一つご説明させて頂きます。

 

①管理組合の会計管理と運営のコンサルティング
マンション管理会社としての基本にして、最も重要な業務の一つです。
現在私がCPA-Consultingに貢献できているとしたら、この経験が活かされているからだと自負しています。
そもそも分譲マンションは、賃貸マンションと大きく異なる点として、”管理組合”の存在があります。
管理組合とは、簡単に申し上げますと、お部屋ごとに存在するオーナー様同士が、みんなで使う廊下や階段、エントランスやエレベーターなどの、いわゆる共用部分の維持管理を、みんなでお金を出し合って老朽化させないようにしたりするための組織です。

 

オーナー様の中から輪番制等で選ばれた数名の方を管理組合の理事として理事会を結成し、定期的に理事同士での会合を開いてお金の動きやメンテナンスするべき場所の確認、住民からの困りごとの対応をし、年1回総会を開いてその年の決算と予算の報告をし、承認を受ける→輪番制に基づいて次の理事が翌年の理事会業務と総会での報告→以下略
という流れで、分譲マンションは管理組合の手によって管理がなされるというのが基本となります。

 

私はプロとしてその管理組合に対して、オーナー様方が出し合う貴重なお金、いわゆる管理費・修繕積立金をどのように運用するか、また快適な住環境を維持するための取り決めをどうするかなどについて支援・アドバイスをさせて頂く立場でした。

 

管理の主体はあくまで管理組合にあり、管理会社は資金を動かす決定権を持たないため、毎月の理事会で行う月次の収支報告や、必要な支出を理事会・総会で承認頂く必要があります。中には数百万~数千万単位の支出が必要な場面もありますので、資料作りや説明の仕方には細心の注意を払っておりました。

 

また、日常的にオーナー様方とコミュニケーションを密に取ったり、いち早くキーマンとの関係構築を行ったりすることで、理事会・総会での提案を受け入れて頂きやすくするという工夫も重要な業務の一つです。

 

現在CPA-Consultingで業務をする上でも、クライアントとのMTGでファシリテートをしたりクライアントとのコミュニケーションを通じて業務改善の提案をしたりなどの機会において、まさにこの経験が活かされているといっても過言ではないと思います。

 

②分譲マンションの維持管理
これは言いかえると「工事営業」です。
こう言うと若干聞こえが悪く感じる方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)
先述したように、管理組合はオーナー様同士が共用部分の維持管理のためにお金を出し合うという機能を持ちますが、分譲マンションを購入される方全員が全員、維持管理に関するノウハウを持っているということは基本的にほぼありません。

 

ですので、管理会社はプロとして、長期修繕計画の立案や、一級建築士による点検、大規模修繕から日常の小修理までにいたる工事見積の手配から施工完了までの監理など、建物の価値を維持させることに貢献します。

 

分譲マンションのオーナー様には、投資用として売却を視野に入れている方もいらっしゃいますので、建物の価値を落とすことは管理会社の信用に関わります。
工事営業をすることは、オーナー様方に日常の管理ができていますよというアピールの場でもあったりします。

 

③新規開拓営業
そもそも独立系の不動産管理会社というのは、デペロッパーを親会社に持たない管理会社を意味します。つまり管理するべきマンションが親会社から自動的に供給されるのではなく、他会社が管理しているマンションの管理組合から、リプレイス先に選択して頂く必要があるということです。

 

反響営業がメインではありましたが、実際に他社マンションに赴いて営業をかけたりなど、新規開拓営業らしい業務の仕方もありました。

土地によって受け入れられる営業スタイルが異なりましたが、私は比較的寄り添う型の営業で、私が事業所長を務めていた地方のエリアではそれがフィットしたのか、それまで4~5年近く新規受注がなかった営業所で、配属されて2年で2棟連続受注を頂いたりなどしました。

 

【Q3】特に困難だったことを教えてください

管理会社の宿命と言えるかもしれませんが、前任者が少し不誠実な対応をした経緯があったり、工事の下請け業者がミスをしたりなどで、会社への信用を失ってしまわれたオーナー様への対応が大変だったことは、今でも記憶に残っています。

 

そのマンションは約5,000万円規模の大規模修繕工事について検討を進めているマンションで、前任者が転勤となり私が配属されたタイミングでは、まさにその工事内容の段取りについて揉めている最中でした。

 

私が勤めていた管理会社をひどく嫌ってしまわれたオーナー様は、ことあるごとにクレームの電話を入れ、私の上司であるエリア長や常務まで引っ張り出して抗議され、私自身も総会で吊し上げられたりなど、かなり激しく抵抗されているご様子でした。

私は担当として足繫くそのオーナー様の元へ通い、何度も頭を下げたり、スピーディに工事の関係者への根回しや社内のミーティングを重ね、一所懸命に工事が円満に完了するよう奔走しておりました。

 

最終的に工事は無事完了し、完了の報告会でそのオーナー様からは「お前に任せてよかったよ」と言って頂いたときには、得も言われぬ達成感がありました。

私が担当を変わる頃には、そのオーナー様からは「もういじめられなくなっちゃうな笑」と冗談を交わせるくらいには関係が構築できておりました。

 

最後に一言お願いします!

CPA-Consultingでは様々な経歴を持ったメンバーが集まっています。
中には経理未経験のメンバーもいますが、前職で培った、仕事への取り組み方やコミュニケーション力を発揮して大活躍している方もいます。

 

CPA-Consultingで働く経験は、経理知識だけでなく、どんな仕事にも応用が利くスキルが身につくことに繋がりますので、この記事を読んでくださった方、またそのご友人でも、ぜひCPA-Consultingのメンバーの一員として一緒に働けることを楽しみにしております!

 

最後まで見ていただき、ありがとうございます!
当社CPA-Consultingはコンサルタントを積極採用中です!
皆様からのご応募お待ちしております!