ホスピス型住宅とは?特徴・デメリットや急増する背景についても解説

ホスピス型住宅とは?特徴・デメリットや急増する背景についても解説

高齢化により、2040年には年間の死亡者数が約168万人に達すると予測される中、病院の受け入れには限界があり、在宅医療や訪問看護のニーズは今後さらに高まると考えられています。
※出典:厚生労働省「第1章 平成の30年間と、2040年にかけての社会の変容」

 

しかし、在宅での看取りは家族の身体的・精神的な負担が大きいため、「自宅で最期を迎えたい」という本人の希望があっても実現が難しい場合があります。

 

そこで注目されているのが、病院でも自宅でもない第三の選択肢である「ホスピス型住宅」です。

 

ホスピス型住宅とは、24時間看護師が常駐し、面会や外出の制限が少ない自宅に近い環境で看取りまで継続して過ごせる入居型の施設です。

 

本記事では、ホスピス型住宅の特徴・費用・選び方・入居までの流れを解説します。

【本記事でわかること】
※タップで該当箇所へスクロールします
ホスピス型住宅とは
ホスピス型住宅の注意点
ホスピス型住宅の特徴
ホスピス型住宅の入居対象者


また、実際にホスピス型住宅を利用されたご家族へのアンケート調査をもとに、寄せられた声もあわせて紹介しています。

 

大切なご家族が最期まで自分らしく穏やかに過ごせる環境選びに、ぜひお役立てください。

 

「どの施設が合っているかわからない」「希望エリアで見つからない」「入居までの流れを教えてほしい」といった方は、まずはCPA-Consultingへご相談ください。

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【調査概要】
・調査対象:ホスピス型住宅をご利用されたことのある方のご家族36名
・調査方法:インターネットアンケート
・調査実施期間:2026年4月14日~4月16日


ホスピス型住宅とは

ホスピス型住宅とは

ホスピス型住宅とは、末期がんや指定難病を抱える方が自宅に近い環境で最期まで穏やかに過ごせるよう、24時間体制の医療的ケアと介護を提供する入居型施設です。

身体的・精神的な苦痛を和らげる緩和ケアを提供するだけでなく、以下のような特徴もあります。

・24時間看護師が常駐する医療・介護体制
・プライバシーが保たれる個室対応
・面会時間や外出・外泊の制限が少ない
・点滴や人工呼吸器に対応する設備がある
・施設内での看取りまで対応


ホスピス型住宅では24時間看護師が常駐しており、医療依存度の高い方でも安心して過ごせる環境が整っています。


また、施設内での看取りまで対応しているため、住み慣れた場所で最期を迎えることも可能です。


自由度の高い環境であるため、ご家族は時間を気にせず面会や宿泊ができ、体調が許せば外出も可能です。


このように「残りの時間をどう過ごしたいか」というご本人の希望が叶えられやすい環境であることも、ホスピス型住宅の特徴の一つです。

 

【関連記事】
ホスピスとは?費用・条件・施設形態ごとの違いまでわかりやすく解説


ホスピス型住宅が急増している背景|在宅介護の限界と緩和ケア病棟の受け皿不足

ホスピス型住宅が急増している背景には、終末期医療を取り巻く環境の変化により、以下のような需要増加と受け皿不足が同時に進行している現状があります。

要因詳細
緩和ケア病棟の不足・病院の設置基準が厳しく、受け入れ枠が限られている

・平均在院日数は約32日と短く、長期入院が難しい
在宅医療の限界・24時間の医療処置により、家族の身体的・精神的負担が大きい

・「家族に負担をかけたくない」という理由で自宅以外を選択する人が多数を占める

・在宅療養が推進される一方で、十分な支援体制が整っていない
社会構造の変化・高齢化により看取り需要が急増

・医療・介護人材の不足が深刻化

・既存の病院・施設だけでは支えきれない構造的課題
出典:厚生労働省「令和4年度 人生の最終段階における医療・ケアに関する意識調査報告書」
国立がん研究センター「緩和ケア病棟のご案内」


さらに、2040年に向けては以下のような状況が見込まれており、現行の体制だけでは看取り需要への対応が困難になると指摘されています。

・年間死亡者数:約168万人
・医療・介護人材:約57万人不足

参照:厚生労働省「2040年に向けたサービス提供体制等のあり方」 現状と課題・論点について」
参照:厚生労働省「介護人材確保の現状について


こうした「病院の受け皿不足」「在宅の限界」「需要の急増」が重なる中で、医療と介護を一体的に提供できるホスピス型住宅への注目が急速に高まっているといえるでしょう。


ホスピス型住宅の数はここ数年で急拡大しており、今後もさらなる増加が見込まれています。

 

【関連記事】
緩和ケア病棟の費用はいくら?高額療養費制度と保険適用・自己負担額を解説

緩和ケア病棟に入ったらどうなるの?受けられるサービスや入院期間・入るまでの流れを解説

 

ホスピス型住宅のデメリット・注意点

 

ホスピス型住宅には、以下のように医師の不在や費用の負担といった事前に把握すべき注意点が存在します。 

医師は原則常駐していない
月額費用が高額になりやすい
希望エリアで見つかりにくい場合がある
施設ごとに医療・ケア体制の質に差がある


ここでの内容を、入居後の生活を具体的にイメージするための参考にしてください。

医師は原則常駐していない

ホスピス型住宅は介護施設であるため医師が常駐しておらず、通常は月2回程度の訪問診療が基本となります。

項目具体的な内容
医師の体制原則として常駐せず外部の医師が定期訪問
医療の目的病状の回復ではなく苦痛の緩和を最優先
救急時の対応連携する医師による往診や搬送の判断

 

ホスピス型住宅は治療が難しい方・治療を終えた方が対象であるため、緩和ケアは提供されますが、病状回復を目指す抗がん剤治療・手術などの積極的な治療は原則として行われません。

 

また、施設によっては輸血や点滴に対応できないケースもあるなど、医療対応の範囲は異なるため医療処置に対応しているかを確認しておきましょう。

 

実際の独自アンケート調査でも、入居後に気になった点として以下のような声が寄せられています。

【ご家族の声】

「看護師24時間常駐」ではありますが、医師は訪問診療という形になるため、夜間の急変時にすぐに医師が駆けつけて処置をしてくれるわけではない、という点に入居当初は少し戸惑いました。

病院のように「すぐ隣に先生がいる」環境ではないため、どのような状況になったら往診を呼ぶのか、あるいは救急搬送するのかといった連携フローを、もっと事前に深く聞き込んで心の準備をしておけばよかったと感じました。

 

【ご家族の声】

医師が常駐していないため、急変時の判断が看護師さんに委ねられる場面があり、家族としては少し不安を感じました。


「まだ治療を継続したい」「病状改善を最優先したい」という希望が強い場合には、緩和ケア病棟などでの療養が適している場合もあります。

 

入居を検討する際は、「最期をどのように過ごしたいか」という本人の希望を主治医やケアマネジャーと相談のうえ判断しましょう。

月額費用が高額になりやすい

ホスピス型住宅は、手厚い医療・介護サービスを提供する特性上、一般的な介護施設と比べて月額費用が高額になりやすい傾向があります。

これは制度上、ホスピス型住宅が「自宅」と同様の扱いとなり、利用するサービス量に応じて費用が発生する仕組みとなっているためです。

実際に当社が行ったアンケート調査では、ホスピス型住宅に実際にかかっている(かかった)月額費用の目安について以下のような結果となりました。

【ホスピス型住宅に実際にかかっている(かかった)月額費用の目安を教えてください】
※n=36

・25万円〜30万円未満:17人
・20万円〜25万円未満:11人
・20万円未満:4人
・30万円以上:1人
・わからない・答えたくない:3人

 

【ご家族の声】

管理費や賃料以外に、介護保険の自己負担分や医療保険の自己負担分、さらにリネン代や消耗品代などが加わり、月々の支払いが当初のシミュレーションよりも数万円高くなりました。

医療依存度が高くなるほど費用も増える仕組みについて、もう少し細かく見積もっておけば良かったです。

 

【ご家族の声】

基本料金は理解していたものの、医療処置や消耗品などの追加費用が積み重なり、結果的に想定より月額費用が高くなりました。


こうした費用負担に対しては、以下のような公的支援の活用を検討しましょう。

・高額療養費制度
・高額介護サービス費制度
・限度額適用認定証の利用

 

ただし、介護保険の自己負担割合(1〜3割)や要介護度によって費用は異なり、ケースによっては一般的な介護施設より抑えられる場合もあります。

入居前には単純な月額だけで比較するのではなく、利用できる制度を確認し、総額ベースで無理のない資金計画を立てておくことが大切です。

 

【関連記事】
ホスピスの費用はいくら?平均的な料金や自己負担額・保険適用まで解説

 

希望エリアで見つかりにくい場合がある

ホスピス型住宅は都市部を中心に増えていますが、地方では地域によって施設の数に差があるのが現状です。

その背景には、単なる人手不足だけでなく、施設の対象者数が地域ごとに限られているという構造的な要因もあります。

また、ホスピスケア(緩和ケア)に特化した施設は1割未満※にとどまっており、そもそもの供給数が限られています。
※参照:厚生労働省「有料老人ホームの現状と課題について」


実際にアンケート調査でも、入居後に気になった点として「希望エリアで空きが見つかりにくかった」という声が寄せられました。

【ご家族の声】

希望のエリアに空きがなかったので、やや遠いところを選ぶことになりました(車で50分、電車で一時間以上)。

 

【ご家族の声】

ホスピスにしようとしても、希望エリア内でのホスピス型住居の数が少なく、なかなか空きが見つからなくて困った。

 

こうした状況を踏まえると早めに情報収集や相談を始めることが大切です。

また特定地域にこだわりすぎず、近隣エリアも含めて検討することで選択肢を広げられます。

希望エリアで見つからない・受け入れ先に不安がある方は、状況整理や比較検討のサポートも含めてCPA-Consultingにご相談ください。

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施設ごとに医療・ケア体制の質に差がある

ホスピス型住宅は法律上の明確な施設区分ではないため、医療・ケアの提供体制や対応できる処置範囲は施設ごとに異なります。

 

事前に確認すべき主なポイントは、以下のとおりです。

確認項目チェックすべき内容
看護師の配置体制24時間常駐か、夜間はオンコール(電話対応)か
対応可能な医療処置人工呼吸器、たん吸引、点滴管理など必要な処置に対応できるか
看取り体制・実績看取り件数や、急変時の医師との連携体制が整っているか


施設選びではパンフレットやWebサイトの情報だけで判断せず、実際に見学してスタッフの対応や雰囲気を確認しましょう。

ご本人の病状に合わせたケアが対応可能かどうか、具体的に確認しておくことで入居後のミスマッチを防ぐことができます。

 

ホスピス型住宅の特徴|最期まで自分らしく穏やかに過ごせる

ホスピス型住宅の特徴|最期まで自分らしく穏やかに過ごせる

ホスピス型住宅が持つ主な特徴は、以下のとおりです。

 

24時間365日の看護・介護体制で急変時も安心して過ごせる
家族の身体的・精神的な介護負担を軽減できる
面会・私物・外出の制限が少なく、自宅に近い環境で過ごせる
入居期間の制限がなく、看取りまで継続して過ごせる


ホスピス型住宅は医療の安心感とご自宅の自由度を兼ね備え、最期までその人らしく過ごせる環境が整っています。  

24時間365日の看護・介護体制で急変時も安心して過ごせる

ホスピス型住宅には看護師や介護スタッフが24時間常駐し、深夜の急変時における迅速な対応が可能なため医療依存度の高い方でも安心して過ごせる環境が整っています。

 

ケアの目的具体的な内容
痛みの緩和医療用麻薬などを用いて身体的な苦痛を軽減
呼吸の補助酸素濃縮器などを使用し呼吸の苦しさを緩和
機器の管理医療機器の動作確認や衛生管理を継続的に実施
気道の確保たん吸引などにより呼吸をサポート
精神的なケア傾聴や寄り添いを通じて不安や孤独感を和らげ、心穏やかに過ごせるようサポート


医師は原則として常駐していませんが、連携する医療機関による訪問診療や緊急往診体制が整備されており、必要に応じて医師の判断を仰ぐことが可能です。


実際のアンケート調査でも以下のような結果となり、多くのご家族が24時間体制の安心感を実感されていることがわかります。

【ホスピス型住宅を選んだ理由を教えてください。(複数選択可)】
※n=36

・看護師が24時間体制で対応していること:26人
・入居期間に制限がなく、看取りまで対応していること:18人
・家族の介護負担を減らせること:17人
・病院より生活の自由度が高いこと: 14人
・主治医・ソーシャルワーカーに勧められたこと:10人
・費用が緩和ケア病棟より抑えられること:6人
・希望するエリアに施設があったこと:5人

 

【ご家族の声】

父が入居していた際、夜中に呼吸が急に浅くなったことがありましたが、ナースコールを押して数分で看護師さんが来てくれ、酸素量の調整や医師への連絡まで迅速に対応してくれました。

家で同じ状況になっていたら私たち家族だけでは対処できなかったと思います。

 

【ご家族の声】

夜間に体調が急に悪くなった時も、看護師の方がすぐに来て対応してくださり、とても心強かったです。

家族だけでは不安が大きかったと思いますが、常に相談できる体制があり安心できました。

スタッフの方も本人にやさしく声をかけてくださり、落ち着いた環境の中で過ごせていたのが印象に残っています。


このようにホスピス型住宅では医療的ケアを通じて、病状の回復ではなく「苦痛を和らげ、穏やかに過ごすこと」を重視した環境が整えられています。

家族の身体的・精神的な介護負担を軽減できる

ホスピス型住宅への入居により、ご家族の身体的・精神的な介護負担の軽減が期待できます。

在宅での看取りは、以下のようにご家族にとって大きな負担となるケースが少なくありません。

・24時間の医療処置や見守りによる身体的な負担
・ご家族を支えるサポート体制の不足
・継続的なケアを維持する難しさ



ホスピス型住宅では、看護師や介護スタッフが日常的なケアを担うため、ご家族は介護の中心的な役割から解放されます。

実際にホスピス型住宅を利用してよかったと感じた点として、「家族の介護負担が大きく減った」という結果が多く、身体的・精神的な負担軽減を実感しているご家族がいらっしゃいます。

【ホスピス型住宅をご利用になってよかったと感じた点を教えてください。 (複数選択可)】
※n=36

・家族の介護負担が大きく減った:23人
・本人が穏やかに過ごせている:22人
・急変時も看護師がすぐ対応してくれた:16人
・スタッフが親身に対応してくれた:15人
・面会・外出など生活の自由度が高かった:10人
・看取りまで安心して任せられた:8人
・費用が想定内に収まった:4人



また、一部の施設では、衣類・タオル・日用品といった「CSセット」などのレンタルサービスを利用することで、日用品の準備や洗濯といった手間も軽減できます。

このように身体的・精神的な負担の軽減に加えて、ご家族が「介護を担う立場」から「大切な時間を共に過ごす立場」へと変わることができる点もホスピス型住宅の特徴といえるでしょう。

 

【関連記事】
在宅看取りで「しんどい」のはどんな部分?後悔しないための選択肢と相談先について解説

 

面会・私物・外出の制限が少なく、自宅に近い環境で過ごせる

ホスピス型住宅は病院のような厳しいルールに縛られにくく、以下のようにご本人の希望に沿って柔軟に調整しやすいのが特徴です。

項目詳細
面会・宿泊原則24時間、訪問や宿泊が可能
私物の持ち込み家具・家電・思い出の品など自由に持ち込み可能
生活リズム起床・食事・就寝などを自分のペースで設定可能
外出・外泊体調に応じて柔軟に対応可能
ペット同居や面会が可能な施設もある
食事・飲酒・喫煙医師の許可や施設のルールの範囲内で実現できるケースがある



実際に、最期を迎えたい場所として「自宅」を選ぶ人は43.8%にのぼる一方で、「家族の負担が大きい(74.6%)」ことを理由に在宅看取りを断念するケースも少なくありません。
※参照:厚生労働省「【テーマ6】人生の最終段階における医療・介護」

ホスピス型住宅は、この「自宅で過ごしたい」という希望と「家族の負担」というギャップを埋める選択肢の一つです。

 

実際に以下のような声も見受けられました。

【ご家族の声】

病院の緩和ケア病棟では面会時間が厳しく、孫を連れて行くのも気が引ける雰囲気でしたが、ホスピス型住宅に移ってからは、まるで自宅にいるように家族で過ごせました。

本人が「最後に大好きだった馴染みの店のコーヒーが飲みたい」と言った際、スタッフの方が快く許可してくださり、車椅子でテラスに出て一緒に香りを楽しみました。

医療的な管理はしっかりされている安心感がありつつも、病院特有の「制限」から解放され、本人が一人の人間として尊重されていると感じられたことが一番の救いでした。

 

【ご家族の声】

母が一番喜んでいたのは、孫がいつでも会いに来られたことです。

病院では面会制限が厳しかったのですが、ホスピス型住宅では24時間いつでも会いに来ることができ、最期の時も家族全員で見守ることができました。

母が好きだったコーヒーの香りを部屋に漂わせることも許され、家庭的な雰囲気の中で過ごせたことが本当に良かったです。


ただし、施設によっては安全面を優先し、生活の自由度に制限が設けられている場合もあります。

入居を検討する際は、「ご本人が望む生活がどこまで実現できるか」を、事前の見学や相談を通じて具体的に確認しておきましょう。

後悔のない選択をするためにもホスピス型住宅の検討で迷われた際は、CPA-Consultingにご相談ください。

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入居期間の制限がなく、看取りまで継続して過ごせる

ホスピス型住宅は住まいとして位置づけられており、一度入居すれば期間の制限なく、最期まで継続して過ごせる環境が整っています。

一般的な介護施設では、入居者の状態が悪化した際に施設内での看取りが難しく、救急搬送となるケースも少なくありません。

実際に当社のアンケート調査でも、看取りがご本人・ご家族の希望に沿っていたかについて、以下の結果となりました。

【看取りは、ご本人・ご家族の希望に沿ったものでしたか?】
※n=36

・とてもそう思う:11人
・そう思う:22人
・どちらともいえない:3人


このようにホスピス型住宅は「慣れ親しんだ場所で最期を迎えたい」というご本人の希望を、現実的な形で叶えやすい選択肢といえるでしょう。

ホスピス型住宅の入居対象者|がん末期や難病などの方が中心

ホスピス型住宅は、「厚生労働大臣が定める疾病(別表第7号)」に該当する疾患に罹患している患者様が受入れ対象となります。

 

具体的には、以下のような方が対象です。

ホスピス型住宅の入居対象者|がん末期や難病などの方が中心


一方で、以下のような場合は、入居を断られてしまうケースもあるので注意が必要です。

入居を断られるケース主な判断理由
急性期の治療を優先肺炎の悪化や骨折などで病院での処置が必要な状態
周囲の生活への影響激しい認知症症状により他の方の平穏を損なう恐れ
施設の受け入れ限界特殊な難病に対応できる熟練スタッフの不在



施設ごとに対応できる医療処置の範囲は異なるため、 ご本人の病状に合うかどうか見学時に詳細をしっかり確認しましょう。

「対象になるかどうかわからない」「どの施設が合っているか判断できない」といった場合は、ぜひCPA-Consultingにご相談ください。

ご本人の病状や希望する過ごし方をもとに、適切な施設選びをサポートいたします。

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ホスピス型住宅の月額費用の目安|1ヶ月あたり約10万円〜30万円

ホスピス型住宅の月額費用目安は10万円から30万円前後であり、一般的な内訳は以下のとおりです。

費用項目月額相場の目安内訳の詳細
居住費(家賃・管理費)約10万円〜20万円居室の利用料や共有部の維持管理費
生活支援費・食費約5万円〜10万円1日3回の食事代や生活全般のサポート費
医療・介護サービス費約5万円〜15万円訪問看護や介護保険サービスの自己負担分



ホスピス型住宅で提供される訪問看護には医療保険が適用される一方、介護サービスについては要介護度ごとに支給額の上限があり、上限を超えた分は全額自己負担となるため注意しましょう。

ただし、介護保険の自己負担割合は所得に応じて1〜3割と異なるため、実際の支払い額は個人の状況によって変わります。

また、当社が行ったアンケート調査でホスピス型住宅に実際にかかっている(かかった)月額費用の目安は以下のような結果となりました。

【ホスピス型住宅に実際にかかっている(かかった)月額費用の目安を教えてください】
※n=36

・20万円未満:4人
・20万円〜25万円未満:11人
・25万円〜30万円未満:17人
・30万円以上:1人
・わからない・答えたくない:3人



基本料金だけでなく、消耗品費や医療処置に関する追加費用が積み重なることで、総額が膨らむケースがある点にも注意が必要です。

また、費用負担を抑えるために活用できる公的制度は以下のとおりです。

・高額療養費制度
・指定難病受給者証
・介護保険の支給限度額



ご本人の病状や保有している手帳によって負担額は変わるため、各制度の適用可否について施設や担当の窓口へ事前に確認しましょう。

ホスピス型住宅の相談から入居までの流れ

ホスピス型住宅の相談から入居までは、主に以下の流れで進行していきます。

入居までのステップ具体的な内容の詳細
1. 専門窓口への相談・主治医や相談員への現状の相談
・ご本人やご家族の希望条件の整理
・条件に合う候補施設の選定
2. 施設見学と面談・設備や衛生状態の現地確認
・スタッフの対応や雰囲気の把握
・具体的な生活ルールや費用の確認
3. 受け入れの判定・診療情報提供書に基づく審査
・医療依存度と体制の照らし合わせ
・入居可否の最終的な判断
4. 契約と入居準備・正式な契約締結と支払い手続き
・愛用家具や生活用品の持ち込み準備
・引っ越し日時の調整と搬入


また状況に応じて、以下の窓口に相談するのが一般的です。

相談窓口対象となる方の状況
主治医や医療ソーシャルワーカー入院中で退院後の行き先を探している方
がん相談支援センターがん治療や療養生活全般の相談を希望する方
ケアマネジャー介護保険を利用して在宅療養に限界を感じる方



見学と面談の後は、主治医が作成する診療情報提供書をもとに施設側で受け入れ可否の審査が行われ、通過した場合は正式な契約と入居準備へと進みます。

人気のある施設は満床の場合も多く、入居まで待機が必要になるケースもあるため、できるだけ早い段階から情報収集や相談を始めておきましょう。

どの窓口に相談すればよいかわからない場合や施設選びで迷われた際は、CPA-Consultingへご相談ください。

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ホスピス型住宅の選び方|本人の希望する過ごし方が大切

ホスピス型住宅のデメリット・注意点

ホスピス型住宅を選ぶ際は、以下の確認すべき主要なポイントを把握しましょう。 

看護師の常駐時間と夜間・急変時の対応体制
月額費用の内訳と追加費用の有無
面会・外出・私物持ち込みなどの生活ルール
看取り(ターミナルケア)の実績と対応方針
立地・施設の雰囲気・個室の環境


近年、一部の施設による訪問看護の不正請求が報告されており、施設選びにおいて注意が必要です。


本人の価値観や最期の過ごし方に合う環境かを見極める必要があります。  


ここで紹介するホスピス型住宅の選び方を参考にしてください。

看護師の常駐時間と夜間・急変時の対応体制

ホスピス型住宅では深夜であっても看護師が対応できる体制が整っており、がん末期や難病の方に多い夜間の強い痛みや息苦しさにも迅速に対処できます。

実際に当社が行ったアンケート調査でも、急変時や夜間の対応について以下のような結果となりました。

【急変時や夜間の対応について、どの程度安心できましたか?】
※n=36

・とても安心できた:12人
・ある程度安心できた:23人
・どちらともいえない:1人


ただし、施設によって夜間の看護師配置の手厚さや外部医師との連携体制は異なるので、見学の際には以下の点を確認しておきましょう。

・夜間も看護師が常駐しているか、それともオンコール(電話対応)か
・急変時に連携する医師への連絡から到着までのスピード
・緊急搬送が必要な場合の搬送先と連携体制


いざという時に安心して任せられる施設か、事前にしっかり確認しておくことが大切です。

月額費用の内訳と追加費用の有無

ホスピス型住宅を選ぶ際は、以下のように月額費用の内訳と追加費用の有無を事前に確認しておきましょう。

費用の種類具体的な内訳確認のポイント
固定費家賃、共益費、管理費毎月必ず発生する定額の費用
保険の自己負担訪問看護(医療保険)、訪問介護(介護保険)病状の進行に伴う変動の幅
生活支援費食費、おむつ代、洗濯代行、リネン代サービス利用量に応じた実費精算
初期費用入居一時金、敷金、礼金退去時に返金される項目の有無



訪問看護の回数が増えると医療費の自己負担が増加し、病状の進行に伴って総額が大きく変動する可能性があります。

また、施設によっては「月額20万円〜」といった表記がされている場合もありますが、これはあくまで最低目安であり、実際の費用は病状や保険の適用状況によって異なります。

入居前には総額で月額いくらかかるのかを施設側に確認し、可能であれば書面で提示してもらうことが大切です。

面会・外出・私物持ち込みなどの生活ルール


病院では制限されやすい以下のような点も、ホスピス型住宅では施設ルールや医師の許可の範囲内で柔軟に対応できるケースが多くあります。

確認する項目具体的なルールの内容
家族との面会面会可能な時間帯や人数の制限、宿泊対応の可否
嗜好品やペット飲酒や喫煙の可否、ペットを同伴した面会の許可
私物の持ち込み使い慣れた家具や家電、仏壇などの配置の自由度
外出や外泊医師の許可のもとで行う外出や外泊手続きの簡便さ



施設のパンフレットには細かなルールが記載されていない場合もあり、実際の運用は施設ごとに異なるため、見学時に具体的な対応範囲を直接確認しておきましょう。

ご本人の希望をどこまで実現できるかを事前に把握することが、後悔のない施設選びにつながります。

看取り(ターミナルケア)の実績と対応方針

施設が看取りにどのような方針で対応しているかは、事前に確認しておきたいポイントの一つです。

「看取りまで対応可能」とされていても、具体的な体制や対応内容は施設ごとに異なります。

見学時には、以下の点を中心に確認しましょう。

確認すべき項目チェックすべき具体的な内容
看護師の配置体制・24時間の常駐体制
・夜間における電話対応
・緊急時の駆けつけ時間
対応可能な医療処置・人工呼吸器の管理
・頻繁な吸引の可否
・難病対応設備の有無
看取りの対応と実績・過去の看取り件数
・医師との連携手順
・家族への連絡体制


また、厚生労働省のガイドラインでも人生の最終段階においてはご本人やご家族としっかり話し合いながら医療やケアを決めていくことが重要とされています。
※出典:厚生労働省「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」


希望をきちんと聞いてくれるか、わかりやすく説明してくれるかといった点も確認しておきましょう。


こうした対応ができる施設であれば、ご本人やご家族が納得したうえで最期の時間を過ごしやすくなります。

 

【関連記事】
ターミナルケアと看取りの違いとは?受けられるケアや場所・家族がすべき準備を解説

ターミナルケアとは?終末期に向けてご家族が大切にしたいこと・医療ケアについて解説

看取りとは?最期に後悔しないために大切にしたいことも解説

 

立地・施設の雰囲気・個室の環境

たとえ医療体制が充実している施設であっても、ご本人が過ごしやすい場所でなければ意味がありません。 

見学時には以下のポイントを確認しましょう。

確認する項目チェックすべき内容
施設の立地ご家族が負担なく頻繁に面会へ通える距離か
全体の雰囲気廊下や共用スペースが清潔で、明るい印象か
スタッフの対応入居者に対して丁寧な言葉遣いや態度で接しているか
周囲の様子他の入居者が穏やかな表情で生活できているか
個室の環境窓からの採光や収納スペースの広さが十分にあるか
設備への配慮バリアフリーや緊急コールなど、安全面が整っているか



パンフレットや写真だけでは実際の雰囲気までは分からないため、可能であれば現地で見学することが大切です。

ご本人が心穏やかに過ごせる環境かどうかを、実際に見て確かめながら判断しましょう。

施設選びにお悩みの際は、CPA-Consultingへご相談ください。

ご本人の病状や希望する過ごし方をもとに、立地・医療体制・生活環境など複数の観点から施設選びをサポートいたします。

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ご本人・ご家族の想いに寄り添ったホスピス型住宅選びは、CPA-Consultingにご相談ください


ホスピス型住宅は以下のような特徴があり、自宅に近い環境で、看取りまで継続して過ごせます。

・24時間365日の看護・介護体制で急変時も安心して過ごせる
・家族の身体的・精神的な介護負担を軽減できる
・面会・私物・外出の制限が少なく、自宅に近い環境で過ごせる
・入居期間の制限がなく、看取りまで継続して過ごせる

 

実際にホスピス型住宅を利用されたご家族からも、以下のような声が寄せられています。

【ご家族の声】

ホスピス型住居になってから、本人や家族を含めた自由にできる時間が増えた。

そのため、面会などでも本人と笑顔で話せることが増えて、病院での入院時などに比べて、穏やかに過ごせていた。

 

【ご家族の声】

本人はお気に入りの写真や小さな観葉植物を自室に持ち込み、穏やかな時間を過ごしていました。

痛みが強い時期もありましたが、看護師さんがこまめに声をかけて調整してくださり、意識がはっきりしている時間はテレビを観たり、私たち家族と思い出話をしたりと、普通の「日常」を維持できていたように思います。

施設全体に流れる空気も温かく、最期まで「患者」ではなく「入居者」として扱っていただけたことに感謝しています。


しかし、医療体制・費用・生活ルールが施設ごとに異なるため、「どの施設が本人に合っているか」を判断するのは簡単ではありません。


また、希望エリアで見つからない、満床で入居まで時間がかかるといった課題に直面するケースもあります。

CPA-Consultingでは、ご本人の病状や「最期をどのように過ごしたいか」というご希望を丁寧にお伺いし、施設探しから入居までサポートいたしますので、一人で悩まずにご相談ください。

患者様・ご利用者様が最期まで自分らしく穏やかに過ごせる環境を、一緒に探しましょう。

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